「勿体ない」の「も」は「もっけ」の「も」
ー後書きー




 ここで題名の解説をさせていただけます。「もっけ(漢字では「勿怪」、「物怪」)」は「妖怪」という意味です。物の怪がなまった言葉です。だから勿体ないと勿怪の「も」は同じ漢字ですし、勿体ないお化けも出てきますし、そういう意味で題名をつけました。
 ちなみに勿体ないお化けは「お化け」と名が付いていますが、妖怪です。作中の勿体ないお化けさんは亡くなってからなったのでは? ということはお化けなのでは? という疑惑がありますが、これはあくまで梢ちゃん(一応女の子です)の想像です。
 この勿体ないお化けさんの場合、実際は生きている間に妖怪になりました。昔は人から妖怪になる人、普通にいたそうですよ? なんでも本当にゴミみたいなものを本当に新品そのものに作り替えてしまうという力をつけてしまったおじいちゃん。実は技術だけじゃなくて自然と妖力も備わってきてそれを使っていたという設定だったりします。姿を自由に変化できるようになったのは亡くなってからですけど。
 説明を加えると、梢ちゃんがリサイクルした諸所の物は彼女が言うよりもっと壊れていました。そして直し方も作り替え方も神業です。そのまま新品として売れるほどと言う設定。
 あとおまけですが、梢ちゃんの両親は勿体ない精神というより、エコロジスト精神です。木の精霊の友達に触発されました。
 あともう一つ最後に、正岡邦雄君のことです。彼については日下の過去の作品に出てきた彼です。同級生に変人呼ばわりされてます(ひどい)。いえ、噂は変な風に婉曲されるものですから。しかし間違っていないところもある(あれ?)
 などと長々と補足説明をしてしまいました。申し訳ないです。今回は所々あれ、これで終わり?と妙に展開が速かったりするかもしれません。時間がなくて(いつもだ)省いてしまった結果これでした。
 ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。
 ではよいキャンパスライフを! よいエコライフを!(笑)


 ……と言うのを名城は学校のサークルに出す予定だった。
 つまり、これはサークル用ボツ小説でしたというw その後書きが上記でした。
 実は途中で梢ちゃんスト―キングストーリーを書いていないので、もし気が向けば書くかな?
 ちなみに梢ちゃんはゲストキャラみたいな設定だったりします。実は名城がまだサイト上アップしていないシリーズ(正岡話でない)に出てくる登場人物の子どもだったり。
 もしかしたらいつかアップできるかもしれないけれど、名城の気力が残ってるかなぁww


                    




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