無人島漂流サバイバル戦記

〜またの名をほのぼのわくわくキャンプ〜





第一話 交差する敵意 そして和平
     
(ザ・キャラ調整タイム そして諦め)



 ざざーん……
 温かい陽だまりの下、浜辺に波が飛沫を上げて寄せては引く。
「っていっぱい出て来たなぁ」
「ほんと、普段会わないメンバーだよなあ」
 しみじみと言った感じで他のメンバ―を見る覚とフェイ。確かに改めて見てみると、異色の組み合わせだ。海賊に高校生に水の化身に神とその依り代、そして妖怪。だが普段会わない者を会わせるのがこの趣旨でもある(神談)。
 そんな面々が無人島に漂着してしまったわけだが……。
「 人だけかと思えば…そうでないものも多いようだな」
 不意に水の属性王が4人を見て呟く。
「そうさね〜?」
 それに答えながら覚はちらりとフェイやら水の属性王をニヤニヤと見た。その視線に気づいたのか、水の属性王は無表情に彼女の方へ向いた。
「何だ?」
「ん、何ヤオ様?」
 しかしどうやらフェイは覚の視線には気づかなかったようだ。
―……人でないものの気配がする―
 自分の体の中で土の神がそう呟くのを聞いて、首を傾げていた。
「……あまり腑に落ちないが…まぁいい」
 水の属性王はというとしばらく覚を観察し、ふっと息をついて黙りこんだ。
 すると。
「……何か用か」
 突然声のトーンが変わったフェイが無表情で覚の方を向いた。土の神に代わったらしい。それにやや驚いた顔を見せると、覚は彼にへらりと笑みを向けた。
「うお? いや? 人物構成的に面白いなぁと? 」
 その言葉を受けて土の神はまわりのメンバーを見る。彼の眼が薄く細まる。
「ほう……人間が、三人か? あとは……? 」
 途中で言葉を切ってしばし黙る土の神入りフェイ。何人かは人間以外であるということは判別できているらしいが、何者かという正体を考えているらしい。水の属性王はちらりと彼を見てただ、黙って様子を見ていた。
 ところで昇とデュークはその間何をしているのかというと……。
― 場所は無人島……周りは色モノ…… 色々と終わってる… ―
 呆然と立ち尽くし悲壮感漂う高校生が一人。
 もう疲れた感が出ている。物語は始まったばかりだ。 そして何気に色モノってw(神の一人より)君もきっとこの中でやっていけるほど色モノだろう。
― 妙な連中と毎日会ってられるか……! ―
 そしてなんだか頭を抱えんばかりに内心は苦労性満載?な海賊。
 しかし表面上は依然として冷静に見える。流石キャプテン、大人だ。
 と言った感じで二人仲良く無言タイム。普通はこの反応が正常なのかもしれない。しかしこのメンバーが普通ではないので逆に大人しく見えるという。
 まわりの配役の濃さにため息を禁じ得ない二人であった。
「大変さね〜君。そして頑張れ昇くん!」
「ありがとう人外筆頭。全く励まされる気がしない」
 いつの間にか背後から突然やって来てデュークを見、昇の肩に手を置く覚にものすごくやさぐれブルーな昇。これがいわゆる思春期、いや、反抗期。
「あー、ヤオ様が面倒くさいって引きこもった」
 戻って来たフェイの呟きが落ちた。引きこもりとは土の神もなかなか奥ゆかしい方らしい。
 それらをただ黙って一連の流れを見る水属性王。
 そんなこんなで彼らはこの先無人島を過ごせるのだろうか。一方は楽天家もとい特に気にしていないのと逆に動揺しまくり組に分かれた面々。
 とりあえず顔合わせが終わったところで彼らは改めて今の状況を振り返った。




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